さて、前回に引き続き、ロケについて。
今回は、武器に見える小道具と、露出の激しい衣装について。
尤も、明確な基準がないものも多く判断が難しいです(汗。
武器に見える小道具
最前提として、所持自体が銃刀法に触れない(本物の拳銃や刀、もしくは違法改造したモデルガン等)ではないものとします。
まず、金属製でない刀については、銃刀法の範囲外となります。但し、軽犯罪法1条2号※1に触れる可能性があり、罰せられたら科料(一万円未満)もしくは拘留(三十日未満)となります。
また、金属製の刀は、刀の場合は銃刀法の第22条の4(模造刀剣類の携帯の禁止)※2に触れる可能性があり、罰せられたら最大二十万円の罰金となります。
モデルガン等の拳銃については、改造していない市販のものなら、銃刀法の範囲外という警視庁の見解があります(モデルガン、エアーソフトガンについて)が、改造したものは当然NGです。なお、自作した場合では、金属製でなければ問題はありませんが、金属製だと先ほどの警視庁のページにあるように、銃刀法に引っかかる可能性があります。
まあ、身も蓋もない事を言ってしまえば、武器系の小道具は違法になる可能性があると頭に入れておく必要はあるでしょう。
もっとも、これだと適用次第では野球も剣道もNGとなってしまう為、使うときは以下のことをしておけば安全だと思います。(以下、コスプレを「正当な理由」であることを前提で記載してます)
・コスプレで撮影のとき以外は袋等にしまっておき、それ以外の目的では一切使わない事(振り回す等)。
・届出の際、きっちり武器撮影のあることを伝える。
もっとも、可能であれば、管轄の警察に問合わせておくとより安全です(きっちりコスプレ撮影のためと伝えましょう)。
模造刀のケース。大きい場合はスノーボード用とかも便利。
参考ページ:
コスプレ研究 ※ コスプレイベントでの金属製模造刀に関する文章です。
コスプレイヤーズアーカイブ コスプレ知恵袋
※1 正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者
※2 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、模造刀剣類(金属で作られ、かつ、刀剣類に著しく類似する形態を有する物で総理府令で定めるものをいう。)を携帯してはならない。
露出の多い衣装
身も蓋もない事を書いてしまえば、下記のサイトでほぼ書かれてます。
コスプレ、シースルー、下着......見せるファッションは法律的にどこまでOKか?
簡単にまとめると、性器を出すのは当然「公然わいせつ罪」となりますが、何もしていない状態で下着が見えたり透けたりする場合は、都道府県の「迷惑行為防止条例」にひっかかる場合があるということです。
もっとも、「単に露出が高い」服でも、裁判官の判断次第では「迷惑行為防止条例」に引っかかる可能性がありますので、簡潔にまとめると…。
・公の場所では、出来るだけタイツやストッキングやスパッツ、肌色のシャツ等を身に付ける。
・コスプレ撮影時以外は、コートや大きなタオルで隠しておく。
てなところでしょうか?
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